先に結論を書く。COMMOSUSの出金手数料は、金額ではなく回数で決まる。毎月1回目までは無料、同じ月の2回目からは1回ごとに770円(税込)。だからコストは「いくら出すか」ではなく「年に何回動かすか」で決まる。

この記事では、2026年9月6日に確認した公式表記から、費用が発生する場所を順に並べる。

結論:出金は回数で値段が変わる

公式ページの手数料の説明にこうある。「出金の振込手数料は毎月1回まで無料となり、同月2回目以降は、出金ごとに770円(税込)の事務手数料をいただきます。」

金額の大小は書かれていない。1万円を出しても100万円を出しても、同月2回目からは同じ770円だ。この設計なら、こまめに引き出すほど不利になる。

同じ月の出金回数その月にかかる事務手数料
1回0円
2回770円
3回1,540円

この表は公式の記載から機械的に計算した目安である。実際の請求は公式の案内が優先する。

無料になる範囲はどこまでか

入口の費用はかからない。「会員登録・口座開設・口座維持に手数料は発生いたしません。」と書かれている。別の欄にも「弊社での口座開設・管理・投資について手数料等はかかりません。」とある。

一方で、投資家が負担する項目も明記されている。「弊社のデポジット口座への入金にかかる振込手数料はお客様のご負担となります。入金の振込手数料は、ご利用の金融機関にご確認ください。」

入金は自分の銀行の手数料、出金は月2回目から770円。お金が動く両側に、それぞれ別の費用が置かれている。

直接かからない費用と、間接的にかかる費用

ここは読み分けが要る。運用期間中について、公式はこう書いている。「運用期間中にお客様に直接ご負担いただく手数料は発生いたしません。」

直接、という限定が付いている。同じページの別の箇所に続きがある。原文のまま並べる。

費用の位置公式の記載(原文のまま)
運用期間中(直接)運用期間中にお客様に直接ご負担いただく手数料は発生いたしません。
保有期間中(間接)各ファンドの保有期間中、お客様には各ファンド所定の手数料および運営にかかる費用等を間接的にご負担いただきます。これらはファンドによって異なるため、表示することができません。
解約また、保有期間中は、原則としてファンド持分の解約を行うことはできません。

請求書が届かないことと、費用が存在しないことは別だ。間接的な負担は金額として表示されないので、比較表には載らない。載らないものがある、と知っておくことが確認の第一歩になる。

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COMMOSUS(コモサス) ※上記は株式会社コモサスが運営するCOMMOSUS(コモサス)の広告です。当サイトは提携先の紹介に関し成果報酬を受け取る場合があります。融資型クラウドファンディングは元本および収益分配が保証されるものではなく、損失が生じる可能性があります。保有期間中は原則としてファンド持分の解約ができないと案内されています。最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。

受け取り方を先に決めると、費用が変わる

回数で決まる設計なら、対策は単純だ。出金の回数を先に決めておけばいい。

分配や償還のたびに引き出すと、月に複数回出金する月が生まれる。年に何度もそれが起きれば、770円が積み上がる。逆に、口座に残しておいて月1回にまとめれば、その分は0円で済む。

ここで注意したいのは、残しておく判断も無条件ではないことだ。デポジット口座に置いたままの資金は運用されていない。費用を抑えるために置きっぱなしにするなら、その資金が何もしていない期間も勘定に入れる。

解約できない期間のほうが先に効く

費用の話をしてきたが、金額のインパクトで言えばこちらのほうが大きい。解約についての記載は、上の表の3行目に置いた一文がすべてだ。

770円をどう抑えるかより先に、その資金を運用期間のあいだ動かさなくて済むかを確認する。出金の回数を設計できるのは、そもそも出金できる状態になってからの話だ。

事業者の情報も控えておく。運営は株式会社コモサス、登録は「「第二種金融商品取引業者」関東財務局長(金商)第2973号」、加入協会は「一般社団法人第二種金融商品取引業協会」。サービスの性格は「融資型(貸付型)クラウドファンディング」とされ、投資家が保有するのは「匿名組合の出資持分(金融商品取引法第2条第2項第5号)」だと明記されている。

損失の上限についても記載がある。「匿名組合での投資は、万が一、ファンドに損失が発生した場合でも投資額以上の損失を被ることはありません。」。ただし「元本及び収益分配が保証されているものではなく、損失が生じる可能性があります。」という前提は変わらない。

窓口で「手数料は無料ですよね」と聞かれ続けた話

私は以前、地方銀行の窓口で為替の相談を受けていた。そこで最も多かった質問が「手数料は無料ですよね」だった。

無料と書いてある項目は、たしかにある。けれど金融商品でお金が減る場所は、たいてい手数料という名前をしていない。為替なら売値と買値の差、ファンドなら間接的に差し引かれる費用がそれにあたる。

当時の私は、書類の裏面を開いて費用の欄を指でなぞってもらっていた。読み上げるより、自分の指で追ってもらうほうが記憶に残ったからだ。いまは公式サイトの手数料ページが、その裏面にあたる。

航の推し:年に何回動かすかを先に決める

私の推しは、口座を作る前に「年に何回出金するか」を決めておくことだ。この一点で、費用の見通しがつく。

月1回に集約すると決めれば、出金の事務手数料は年0円で設計できる。分配のたびに引き出すと決めるなら、その回数に770円を掛けた額を最初から費用として見込む。どちらでもいいが、決めずに始めると、あとから合計が読めなくなる。

逆に、私が推さない読み方も書いておく。「口座開設無料」「口座維持無料」という表示だけを見てコストを0と見積もること。入金側の振込手数料と、保有期間中の間接的な負担が抜け落ちる。

最後にもう一度。ここに書いた条件は、すべて2026年9月6日時点で公式ページを確認したものだ。金額も条件も変わりうる。この記事は費用が発生する場所の地図として使い、適用される金額は必ず公式の最新情報で確かめてほしい。

よくある質問

Q. 出金手数料はいくらかかりますか?

公式ページには「出金の振込手数料は毎月1回まで無料となり、同月2回目以降は、出金ごとに770円(税込)の事務手数料をいただきます。」と記載されている。月1回にまとめれば0円、同じ月に2回出せば2回目から770円が乗る。回数で決まる設計だ。

Q. 口座の維持にお金はかかりますか?

かからない。「会員登録・口座開設・口座維持に手数料は発生いたしません。」と案内されている。ただし入金時の振込手数料は投資家の負担で、「弊社のデポジット口座への入金にかかる振込手数料はお客様のご負担となります。」と書かれている。

Q. 運用中に手数料は引かれますか?

直接は引かれないが、間接的な負担がある。「運用期間中にお客様に直接ご負担いただく手数料は発生いたしません。」とされる一方、「各ファンドの保有期間中、お客様には各ファンド所定の手数料および運営にかかる費用等を間接的にご負担いただきます。これらはファンドによって異なるため、表示することができません。」とも記載されている。

Q. 途中で解約できますか?

できない。「保有期間中は、原則としてファンド持分の解約を行うことはできません。」と明記されている。出金の回数を設計するより先に、資金が拘束される期間を確認する必要がある。

Q. 損失は出資額を超えることがありますか?

超えない。「匿名組合での投資は、万が一、ファンドに損失が発生した場合でも投資額以上の損失を被ることはありません。」と記載されている。ただし元本および収益分配は保証されておらず、出資額の範囲で損失が出ることはある。

費用の条件を公式で確かめる

出金手数料の回数条件、入金側の負担、保有期間中の間接的な費用は、いずれも公式ページに書かれている。この記事で発生する場所をつかんだら、適用される金額は必ず最新の公式情報で確認してほしい。投資にはリスクが伴う。余裕資金の範囲で判断を。

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